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第59回 「日系企業の進出」
Author : セルナジャヤ M
Posted: 2010-06-11 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
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第59回 「日系企業の進出」

「インドネシアへの進出を検討しています」-。2008年以降、日本企業のご担当者からのそういったお問い合わせが後を絶ちません。インドネシア国内で生 産し、輸出を主に行われていたメーカーにとってリーマン・ショックは大打撃となったものの、内需に強いインドネシア国内マーケットは成長を続けています。 二輪・四輪、食品、生活品業界はなおも躍進を続けており、こうしたインドネシアの現状が日本の経済雑誌でも紹介されるほどとなっています。インドネシア国 内で市場調査を行われている、または駐在事務所や現地法人設立に動かれている会社は現在も増え続けており、会社設立や人材の採用活動、宗教や労働法につい て、わが社がご相談を受ける頻度も増えてきています。

 ◇拡大する内需に脚光 日系も対応強化急ぐ

 幾つかの日本の部品 メーカーは、自動車や二輪の国内販売が伸び続けるインドネシアに以前から注目してはいたものの、政情不安などにより調査活動を中断していたそうです。しか しリーマン・ショック後は目まぐるしい回復を見せ、再選したユドヨノ大統領の政治力も考慮した上で、インドネシアに再度焦点を当て、「遅れを取り戻す」と 急ピッチで販売会社や工場の設立に動かれています。インドネシア国内に製造拠点を既に持つ企業も工場の増設・拡張を進めるなど、これから進出してくる同業 他社に先んじて追加投資をし始めており、競争は激化するものと思われます。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)地区のメーンオフィスをシンガポー ルに置く日系企業も、インドネシア進出に向けて会社設立に動かれています。それら企業の特徴としては、商社が多く、既に国内マーケットを持つ日系企業への 部品の販売やサービスをメーンとしています。これまではシンガポールに勤める日本人ご担当者が出張ベースで対応されていたのですが、インドネシアの内需に 注目し、専属要員をジャカルタに配置するなど対応力の強化を図られています。

 「内需が衰えを見せない」-。その背景には、以前ご紹介した通り、 国内のテレビニュースでの世界経済危機に関する報道が日本や他国に比べて少ないためか、国民の警戒度が低いことがあるのかもしれません。所得の増加ととも に購買意欲が強まって消費が衰えず、内需を助けている現状があるのではないのでしょうか。

 インドネシアが今後も世界で注目されることはまず間違いないと思われ、1990年代の企業進出ラッシュ以降は停滞していた投資も活気を取り戻してくるのではないでしょうか。

時事速報インドネシア便掲載
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