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第66回 「日本人現地採用・その1 昨年
Author : セルナジャヤ M
Posted: 2011-01-24 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
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第66回 「日本人現地採用・その1 昨年

リーマン・ショックの影響や、設立後10年以上を経過したことなどから、ローカル化を図る日系企業が増えています。また、昨年は好調な内需に支えられ、業界によっては
事業拡張で大忙しの1年でもあったと思われます。

そんな中、駐在員に代わる人材をとインドネシア人社員の雇用を試みた企業も多くありましたが、ゼネラルマネジャー(GM)クラス以上で有能な人材となると1500万ルピア以上の賃金を求める者が多く、他のインドネシア人社員とのバランスが崩れてしまうと
して日本人を現地採用する方針に切り替えた日系企業が増えました。

弊社で受けた日本人の求人数は、2010年度は前年比26%アップとなり、そ の多くは「ローカル化」または「好景気による増員」を理由とするものでした。

 ◇日本の不況
 インドネシアとは逆に、日本では不況が続いており、円高による製造業の海外移転、国内の事業縮小、デフレの影響もあって、新卒の就職率が過去最低を記録した年でもありました。

  昨年11月、日本へ出張した時のことです。海外就職希望者を対象に就職説明会を開いた際、集まった参加者の多くが現役の大学生や20代前半であったことに驚かされました。卒業間近、あるいは卒業をしても就職の内定がなく、海外を視野に入れ就職活動をしたいとのことでした。
また、各地の外国語学部を持つ大学 へも訪問し、インドネシア語を担当する教授や
就職課の担当者とも話をしましたが、「外国への留学を促すも、不況により留学資金を捻出できない家庭が増えて いる」とのことでした。
 さらには、インドネシアに支店を持つ大手企業の担当者の話でも「若手社員は少子化の影響で、長男である者も少なくなく、海外出向そのものを志望しない者が増えている」とのことで、海外事業に注力する企業が増える中、人の流れは低調といったところかもしれません。

 ◇売り手市場のインドネシア
  海外就職希望者は中国に傾いているものの、海外を志す若者にとって、求人数が増え続けるインドネシアは売り手市場と言えます。ここ数年、有能な人材に対し 数社が争奪戦を繰り広げる、ということも少なくありませんでした。

また、これまではジャカルタ事務所での面接がほとんどでしたが、人材が日本在住のケースでは、他社に取られまいと、まず日本本社での一次面接で先手を打ち、最終面接をジャカルタ事務所で行う企業も数社ありました。人材を求める動きはより積極的 になりつつあり、人員を増やせない状況が続く日本とは裏腹に、インドネシアでは日本人の需要は飛躍的に高まっています。

時事速報インドネシア便掲載
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