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第13回 人事担当者に求められるもの
Author : セルナジャヤ 高橋
Posted: 2006-03-24 00:00:00 | Category:
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第13回 人事担当者に求められるもの


前回は、昨年弊社で最も求人依頼が多かった経理(あるいは経理能力を持つ者)に
ついてお話ししましたが、今回は次に多かった人事担当者についてお話ししたいと思います。

 ◇縁故採用に極力注意、採用報酬受理の例も

 人事の在り方は、企業の規模や業種によって異なると思いますが、従業員が多くなればなるほど、それだけ重要なポジションになるのは必然です。

  人事職の求人依頼でよくある条件は、「しっかりした人」「信頼できる人」「誠実でクリーンな人」と性格・人格について多く、そのほかには「労働法の知識が ある人」「労働移住省の役人、労働組合と交渉できる人」などです。人事担当者は、会社と従業員の間の大切な役割を果たすので、従業員とのコミュニケーショ ン能力も重視されています。従業員の多くがイスラム教徒であれば、やはりイスラム教徒という条件がよく求められます。前回もお話ししましたが、「温和な ジャワ人」というように出身民族の条件もよく求められるポジションの1つです。

 先日、「人事担当者のアンダーマネー収賄が発覚し、解雇 したいので、代わりに信頼できる人事担当者を紹介してほしい」という依頼がありました。このような話はインドネシアではよく耳にすることで、お礼として人 事担当者が採用された者やその家族、エージェントから現金を受け取るというものです。この場合は、人事担当という職権を乱用しているケースですが、失業者 から採用するよう脅されたり、解雇した元従業員からねたまれたりするケースもよくあるそうです。

 特に工業団地では、地域社会とのかかわ り方が難しく、うまく付き合うことが必要で、いろいろな状況で臨機応変に対応できる人が求められています。同様に労働移住省の役人にもうまく対応でき、特 にマネジャークラスになると、日本人の代わりに交渉できる人材が求められています。

 また、日本人駐在員が知らない間に縁故採用が増えて おり、冠婚葬祭の際に従業員数人が一度に欠勤して、オペレーションに支障が出て困ったという話もあります。
この企業は、縁故採用を極力禁止するようにし、 できるだけ日本人も採用にかかわる
ようにしたそうです。

しかし実際には人事・採用監督のすべてを日本人がするわけにもいかず、組織が大きくなればなるほ ど、ローカルの人事担当者に任せなければやっていけません。インドネシア独特の雇用事情を理解し、日ごろから頻繁に担当者と情報を交換し、コミュニケー ションを取ることが大事だと思います。

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