第69回 「日本人現地採用・その4 給与
Author : セルナジャヤ M
Posted: 2011-04-18 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
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雇用をする会社や候補者の経験・能力により異なります。
◇給与相場
男性 1カ月の所得税を差し引いた基本給
23歳~25歳 1200~1500米ドル(主に営業職)
25歳~30歳 1500~2000米ドル(同上)
30歳~40歳 2000~3000米ドル(同上)
40歳~60歳 2500~5000米ドル(技術、経理、経営職など)
60歳以上 2000~3000米ドル(アドバイザー職)
女性
23歳~25歳 1200~1500米ドル(アシスタント、営業、秘書職など)
25歳~30歳 1500~1800米ドル(同上)
30歳~40歳 1500~2500米ドル(同上)
40歳以上 2000~3000米ドル(営業、経理、その他専門職など)
女性は比較的、駐在員のアシスタント業務を多く求められることが特徴で、
語学力(英語・インドネシア語)を生かす職種に就くケースが男性よりも多くあります。
男性の場合はお客様との食事やゴルフといったお付き合いによる個人の“持ち出し”が多く、また専門職や特異な経験を持つ方においては相場以上の給与が 支給されるケースが多いようです。
なお語学力が高い方や海外での経験がある方は給与が一般よりも高く支給されています。
一方、転職回数が多い方、数年間仕事のブランクがある方、または会社組織に属さず自営をしていた期間が長い方は当初の採用条件が低いこともあります。
◇日系以外の企業での現地雇用について
日系以外のローカル系や欧米系企業では相場と呼べるベースがなく、多くは採用時の交渉により決定されることが多く、日系の水準以上もあれば以下の待遇を提示されることもあります。
ただし、それら企業の多くは成果主義であるため、成果を残せば高待遇を、残せなければ契約の延長なしと厳しい現状があるようです。
過去に、ローカル系企業に雇用された経営職の日本人で、入社後2年以内に前年比売り上げ200%アップを達成したとのことで、契約更新後から1万米ドルを支給された方がいらっしゃいます。
◇昇給
会社業績や就労者の前年度実績によりますが、毎年50~300米ドルの昇給が相場のようです。また、給与予算が上限に達し、それ以上の昇給ができないケースもありますが、その場合は福利厚生を充実させるなどで対応を取られています。
なお現在、米ドル為替の下落が長引き、生活で必要となるルピアが高くなっているため、給与通貨を米ドルからルピア、または円への変更を求める声もでてきています。
また、現地採用は日本での給与支給や年金保障がなく、ビザ延長ごとの不安定な契約雇用であることを考慮し、給与に反映させる企業も増えてきているようです。
Author : セルナジャヤ M
Posted: 2011-04-18 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
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第69回 「日本人現地採用・その4 給与
前回は日本人の現地雇用に関する福利厚生について書きましたが、今回は日本人の一般的な給与相場についてお話をしてみたいと思います。ただし、相場額はあくまで雇用をする会社や候補者の経験・能力により異なります。
◇給与相場
男性 1カ月の所得税を差し引いた基本給
23歳~25歳 1200~1500米ドル(主に営業職)
25歳~30歳 1500~2000米ドル(同上)
30歳~40歳 2000~3000米ドル(同上)
40歳~60歳 2500~5000米ドル(技術、経理、経営職など)
60歳以上 2000~3000米ドル(アドバイザー職)
女性
23歳~25歳 1200~1500米ドル(アシスタント、営業、秘書職など)
25歳~30歳 1500~1800米ドル(同上)
30歳~40歳 1500~2500米ドル(同上)
40歳以上 2000~3000米ドル(営業、経理、その他専門職など)
女性は比較的、駐在員のアシスタント業務を多く求められることが特徴で、
語学力(英語・インドネシア語)を生かす職種に就くケースが男性よりも多くあります。
男性の場合はお客様との食事やゴルフといったお付き合いによる個人の“持ち出し”が多く、また専門職や特異な経験を持つ方においては相場以上の給与が 支給されるケースが多いようです。
なお語学力が高い方や海外での経験がある方は給与が一般よりも高く支給されています。
一方、転職回数が多い方、数年間仕事のブランクがある方、または会社組織に属さず自営をしていた期間が長い方は当初の採用条件が低いこともあります。
◇日系以外の企業での現地雇用について
日系以外のローカル系や欧米系企業では相場と呼べるベースがなく、多くは採用時の交渉により決定されることが多く、日系の水準以上もあれば以下の待遇を提示されることもあります。
ただし、それら企業の多くは成果主義であるため、成果を残せば高待遇を、残せなければ契約の延長なしと厳しい現状があるようです。
過去に、ローカル系企業に雇用された経営職の日本人で、入社後2年以内に前年比売り上げ200%アップを達成したとのことで、契約更新後から1万米ドルを支給された方がいらっしゃいます。
◇昇給
会社業績や就労者の前年度実績によりますが、毎年50~300米ドルの昇給が相場のようです。また、給与予算が上限に達し、それ以上の昇給ができないケースもありますが、その場合は福利厚生を充実させるなどで対応を取られています。
なお現在、米ドル為替の下落が長引き、生活で必要となるルピアが高くなっているため、給与通貨を米ドルからルピア、または円への変更を求める声もでてきています。
また、現地採用は日本での給与支給や年金保障がなく、ビザ延長ごとの不安定な契約雇用であることを考慮し、給与に反映させる企業も増えてきているようです。
時事速報インドネシア便掲載