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第94回 「優秀な人材の発掘」 
Author : セルナジャヤ 蛇草
Posted: 2013-05-17 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
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第94回 「優秀な人材の発掘」 

【インドネシア雇用事情】第94回 「優秀な人材の発掘」 

ここ数年、多くの外国企業がインドネシア市場に進出を 果たし、本格的なビジネスのスタートに向けて、優秀な人材の獲得に乗り出しています。また、時代は好景気へと突入しており、インドネシアの有能な労働者に とってもますますたくさんの就職のチャンスに恵まれています。一般的に、すぐ見て分かる有能な人材は市場価値も高く、引く手あまたとなります。そのため 「なかなか有能な人材が見つからない」と悩まれている採用担当者も多いことでしょう。そこで、今回は日系企業の方が見逃しがちな、有能な人材の見つけ方に ついてお話をします。

 ◇転職回数の裏には…
 まず、インドネシア人の履歴書を見ると目に付くのは、転職回数の多さでしょう。1 年や2年で転職をする者があまりに多いのに驚かされます。一見、愛社精神が薄く、採用してもまたすぐに転職してしまうのではないか、と思われるかも知れま せん。しかし「百聞は一見にしかず」で、実はそこに有能な人材が隠れてしまっていることも多分にあり、面接対象から除外してしまうのは早計です。
  特に年齢の若い者の場合、期間を定めた契約社員として採用されるケースが多く、契約満了後の自身のステータスに不安を抱えているため、正社員雇用を目指し て転職活動を続けていくことがあります。また、建設業界や期間限定の通訳者などプロジェクト専門に従事してきた者も、プロジェクトの終了により次の就職先 を探しているのかもしれません。それ以外にも、現在の会社では上を目指そうにも適当なポストがなく、また会社の体質に問題があったりして、仕方なく自身の 活躍できる新たなステージを求めているのかもしれません。
 他にも求職者はさまざまな事情を抱えていますが、履歴書からはそれらが読み取りにくく、実際に面接をした上で、会社をどのような経緯で移ってきたのかを確認してみると、案外ただ昇給目当てで転職を繰り返しているわけではないのに気づきます。

 ◇語学は本当に必要なのか
  日系企業のお客様に人材をご紹介する際、日本語や英語の堪能な人材を採用したいというご依頼を多くいただきます。しかし、実は語学の堪能な者に限って、若 いころに語学の勉強に専念していたため、業務経験が不十分なことが往々にしてあります。特に日本語のできる者の場合は、通訳として経験を積んだために、た とえば人事総務の専門的な経験が不十分という可能性があるのです。
 日本人経営者と直接やりとりを行う役職においては、日々の意思疎通や社外的な 交渉のために語学力が必須かも知れませんが、一般のスタッフクラスにおいては特段、高い語学力は求められないケースが多いものです。語学力が劣るために、 本当に豊富な知識や経験のある有能な候補者が不採用になってしまう場面をよく目にしますが、とてももったいなく感じます。
 仕事の特性上、どうしても必要な場合もあるので一概には申せませんが、人材に業務経験と語学力のいずれも求めるために思うように採用できない担当者の方は、本当にそれらが必要か、他の方法はないのか、再検討をされると良いかもしれません。

 先入観で「転職が多い候補者は駄目だ」「語学は絶対に必要だ」という基準を設けてしまい、有能な候補者を見逃してしまっていませんか。手だて次第では、狙い目の候補者が身近にいるかもしれません。 (「時事速報インドネシア便」掲載)
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