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第108回 「内定通知書はできるだけ早く」
Author : セルナジャヤ 蛇草
Posted: 2014-07-11 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
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第108回 「内定通知書はできるだけ早く」

ありがちな採用活動の失敗として、候補者との最終面接を終えてからしばらくして内定通知書を提示したところ、候補者が他社から先に出た内定を受けてしまっ ていたということがあります。せっかく最終面接まで選考を重ねてきたのに、採用段階になって内定通知書の送付が遅れてしまったために候補者を失ってしまう のは非常に残念なことです。最終面接が終わったときには採用条件がまとめられるようにし、速やかに内定通知書が提示できればこのような問題を回避すること ができるでしょう。

 まず、候補者が他社でも就職活動を行っている可能性があることを忘れてはいけません。試しにのんびり面接を受けてい る人もいますが、本気で就職活動をしている人はチャンスがあれば次々に会社の面接を受けています。不採用の場合には面接結果を連絡しない会社もあるため、 面接結果の通知に時間がかかり過ぎると、この会社は見込みがないと判断されてしまうこともあります。社内決裁待ちなどの理由で時間がかかってしまう場合に は他で採用が決まってしまうリスクを理解した上で、時間がかかることを伝えておくことをお勧めします。また、複数の会社で選考が進んでいても、1社から内 定通知書を受け取ると驚くほど短絡的に就職先を決めてしまう人が多いように感じます。

 内定通知書を早く提示するのには他の目的もありま す。従業員が現在勤めている会社を退職する場合には30日前までに退職届を提出する義務があります。そのため、採用を急ぐ会社は従業員を採用するために、 退職届を少しでも早く提出してもらわなければなりません。ところが、当然ながら口頭で採用を伝えただけでは、候補者も退職届を提出することはできません。 退職届を提出した後で、万が一採用が取り消しになった場合に仕事を失ってしまうリスクがあるからです。信用して提出してくれと話す会社もありますが、取り 消しになった際に内定通知書はまだ交わしていないと断る会社があるのも事実なのです。

 候補者を採用できるか、できないかは1枚の内定通知書に大きくかかっています。求職者には前述のような事情があることを理解し、有望な候補者を逃さないようにしましょう。 (時事速報インドネシア便掲載)
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