asd

インドネシアでの就職・転職ならセルナジャヤ
header element新着お知らせ一覧
第116回 「給与交渉」 
Author : セルナジャヤ 蛇草
Posted: 2015-03-27 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
Share this post :

第116回 「給与交渉」 

今回は給与交渉について書いてみたいと思います。給与交渉は一般的に従業員の採用時や賃金調整時に行われます。こちらでの給与交渉に関わったことがある 人なら、インドネシア人従業員は大胆な交渉をするイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。私も人材紹介の仕事に携わる者として給与交渉の場面 を何度も見てきましたが、彼らは日本人と比べて非常に積極的に交渉をしているように思います。

 実際にインドネシアで生活してみても感じ ることですが、こちらの人たちは普段から交渉ごとに慣れています。身近なところでは、市場での買い物やオジェック(バイクタクシー)など、交渉する機会が 多いことが分かります。彼らは経験から交渉した方が得で、交渉しないと損だということを知っているのです。そのため、給与に関しても同様の考え方をする人 が多いのだと思います。

 私も交渉ごとがあまり得意ではないので、インドネシアの人たちはしたたかだなと感心してしまうのですが、こちら の人はお互いの給与を教え合いながら、自分の給与が周りの人たちと比べてどうなのか常に確認しています。当然、給与提示を受けた際に周りより給与が低い と、その金額では少ないと交渉に臨みます。また、希望給を尋ねられても自分からあまり具体的に伝えなかったり、かなり大きめの金額を伝えたりなどして、企 業側の反応を探ったりと趣向を凝らしています。新しい会社での業務経験はないので、現在の給与よりも下がっても構いません、という人はあまりいません。も しそのような人がいれば無職で求職中の人は別として、職場での人間関係が良くないのか、早く退職しないといけない理由があるのかと、私なら疑ってしまいま す。

 従業員の昇給を控えた今の時期や、退職した従業員の代わりを急いで探しているときなどは特に厳しい交渉を迫られる傾向があると思い ます。採用企業側もしっかりと相場を押さえて、採用する人材が提示する希望給与にふさわしいのか、じっくり判断して採用する余裕が必要だと思います。
アクセス
map location

55th Floor Menara Astra Building.
Jl. Jend. Sudirman Kav. 5-6,
Jakarta 10220, Indonesia.

Tel : (62)-21-5059-5020

私たちは世界で活躍するOUTSOURCING INCグループの一員です。